園芸JAPAN10月号 暑さ対策で取材を受けました。続きその1
園芸JAPAN10月号に猛暑対策どうしてる?という特集で取材をお受けいたしました。
その続きというか補足もありますので、ブログでご紹介いたします。
夏の暑さ対策として 従来の採光で栽培していて蘭の作が思うようにいかなくなり
昨年から対策を考えるようになりました。 光というよりも熱を遮ってあげるのが良いかな?と考えて
昨年は温室内にパイプを組んでもらい葦簀と遮熱遮光ネットを張りました。
これで最高温度が3℃ぐらい下がりました。
そして今年はミスト装置を設置しました。
色々なミスト装置があるようですが、タイマーで1日8回作動し植物にミストがあたらないようなノズルでお願いしました。
稼働してからは外気37℃の時に33℃ぐらいでおさまるようになり最低温度は25℃ぐらいで安定しました。
急に芽の伸びが良くなり効果を実感できました。 当然 湿度が上がると病気の可能性が高くなるので、鈴鹿の西口さんからのアドバイスで毎週異なる殺菌剤を散布しました。
従来の殺菌剤は、何十年も前のこれまでの気候に対応したものであり、今の気候には対応できていないと感じ、
色々試行錯誤して、今現在効果がある薬にアップデートしました。薬を数点ピックアップし、それを1か月内でだぶらないようにローテーションして散布しています。
今のところ傷みのあった蘭は少しずつ良くなって来ているように感じます。 俗にいう新木の『すっぽ抜け』は全く出ませんでした。
*これは私の個人的な私見によりますので、必ずしも効果があるかどうかはわかりません。
夏の暑さで多く蘭を傷めたというお話をお聞きしましたので、大変心を痛めています。ご参考になれば幸いです。